被害状況地図
本日JR東日本秋田支社より五能線・奥羽本線の大雨被害状況及び復旧時期についての会見中、花輪線の復旧時期について
目途が立っていないとの発表があった。
実際見てみると上記地図の通り土深井～十和田南間の被害が大きく、復旧には年単位かかる状況だ。
※このほか大滝温泉～十二所でも路盤流失が確認された。
先ずは土深井～末広間。中平踏切より十和田南側は複数箇所で路盤流失、土砂流入が確認されている。
土深井・末広間01
土深井・末広間02
土深井・末広間03
土深井・末広間04
土深井・末広間05
土深井・末広間06
土深井・末広間07
土深井・末広間08
土深井・末広間09
土深井・末広間10
画像全て右側が土深井駅方向。奥の林側から大量の土砂・雨水が線路側に向かって流れてきたため
複数の箇所で路盤が流失し線路が宙づりになっている。流された路盤の砂利などは水田にまで達している。
その他ケーブル類収納側溝損壊、ケーブル類切断、機器類収納箱倒壊が確認された。
この機器類収納箱は中平踏切関係のものと思われる。(列車検知用?)
続いて末広～十和田南間。
末広・十和田南間1
末広・十和田南間2
末広・十和田南間3
米代川左岸と線路の間のコンクリート擁壁が倒壊しかけており、路盤もやや流失している。
この場所付近は過去に大雨や落石などにより被害が発生し長期運休となったケースが多い場所である。
このコンクリート壁はおそらく新たに建設し直さないといけない状況かと思われる。
甚大な被害により花輪線は復旧までの間、大館・鹿角花輪間で代行・振替輸送を行なう。
なお日中時間帯は代行バスがないため、秋北バスの一部路線を振替輸送で利用可能とのこと。
早期復旧を願いたい。
余談ではあるがこの記事公開時点で盛岡支社からのアナウンスは一切ない。
